フランクフルト、パリ、ケルン、ストックホルム、ミラノ、ニューヨーク、シンガポール、バンコック、ロンドンそして東京。世界各地の主要デザインのイベントは年々拡大し強固な土壌を築いている。

一方、世界不況の波はデザイン界にもその波紋を残し、クリエーションに対するデザイナーやアーティスト、クリエイター、そしてそれを具現化してマスプロデュースするメーカーまで、そのような状況に負けずにクリエイティブな情熱を戦わせ自らのアイデンティティをクリエーションとして発信し続けてもいる。

また同時に、社会的要素を含んだデザインの思考が強く要求され、その社会性は環境問題やサステイナビリティ(持続可能な世の中)を意識しながら、地球全体を共同体とする円熟した社会構造改革と、来る未来世界への新たな順応性を試そうとしている。

England:ロンドンから発信される文化は影響力をもって世界に受け止められている。ファッション、芸術、デザイン、生活全般に渡るトレンド情報は日々変わり続け、その影響力は多大だ。独特な若きデザイナーから著名なクリエイターまで、そのセンスを発信し続けている。


France:装飾文化の拠点として君臨するParis。街全体に含むその美しさと歴史に紐づいたデザインの可能性はおおらかできめ細かい。展示会では最も注目のメゾン・エ・オブジェで発信されるシーズントレンドは、幅広く理解され、次のシーズンの指針として受け入れられている。


Germany:フランクフルトを起点に国際的ファブリックトレンドの巨大供給基地となっているHeimtextil。耐久消費財の最大の展示会Tendanceの存在。そしてBerlinでの若きクリエイター達のデザイン&アートの発信。機能的で素材重視の構築的なスタイルは見逃せない。


Italy:ミラノから発信されるデザイントレンドは世界で最も注目されている。実直で誠実なスタイルから次世代を感じさせる奇抜でユニークな芸術的インスタレーションまで様々な状況が総合的な見れる。洗練した視点で現状を見据え、未来のエッセンスを鋭く読み解いていく。


USA:ニューヨークはデザインアートの発信源。そしてその発信された情報を市場として幅広く解放している。マイアミでのデザインアートも次世代へのクリエイターを送り込むプラットホームにもなっている。見直しと開発が進み、マスプロダクトから本物嗜好まで彩り豊かだ。


Sweden:デザイン立国とも言える北欧切っての国際発信基地となっているスウェーデン。若手デザイナー達の宝庫となるデザインスクールや専門学校は世界的に注目されている。寒い環境での室内装飾の概念はモダンで飽きのこないシンプルで実用的なアプローチだ。


Thailand:バンコックはアジアデザインの中心基地として、またアジア全体をデザイン力で牽引する役目を果たそうとしている。強力な政府支援のもと、未来に向けてアジアの底力をアピールしてきている。


Singapore:狭小国ながらアジアのハブとして物流の拠点となっているシンガポール。マスプロダクションとその流通力を生かした商業物流の基準が見れる。また、若手デザイナーの発掘やサポートも充実し、クリエイターの起点としての役割もになってきている。


Japan:日本らしいデザイン力は世界を席巻し始めている。有名デザイナーから建築家まで、空間活用という領域の新時代を迎え、環境問題への取り組みは積極的に行っている。市場に対して飽和状態にも関わらず成熟社会が迎える新たなデザインパワーは世界から注目され続けている。